所有機材レビュー【LUXMAN L-505uX】
みなさんこんにちは。
今回から所有している機材のレビューをしていきたいと思います。
今回レビューする機材は私が所有している機材の中でも8年前から所有している【LUXMAN L-505uX】です。
写真の通り、購入した当時はラスクボードの上に置いて、更にその上にUSBDACを乗せるというオーディオオタクとしてあるまじき設置方法をとっていました。
それでもアンプから出てくる音は少しラックスマンの上品な香りをまとった自分の大好きな音でした。
自分のアルバイト先であったオーディオショップで新品を購入しスピーカーに繋いで最初に聞いた音の衝撃は今でも忘れられません。
ちなみにこのときの機器の構成は以下のとおりです。
それまでONKYOの2万円ぐらいのレシーバーを使っていたのがラックスマンのプリメインになったので当然ではありますが、まずS/Nの高さと空間の広さにおどろきました。
その後、今まで聞いていた音が以下に”歪み”まみれだったのかということに気づきます。
私の主観的な感想はこれぐらいにして本題のレビューに移りたいと思います。
・音色
一聴してわかる弱暖色系の音色で柔らかさが特徴です。
また、どのメーカーにも言えることですが、オーディオ機器というものはハイエンドになればなるほどS/Nが高くなり高解像度(所謂Hi-Fi調)の音になっていく傾向があります。
やがてメーカー独自の音のクセが薄くなっていき、味付けのない洗練された音に近くなっていきます。
それは特に国産メーカーで顕著です。
注:海外ハイエンドのGOLDMUNDやBurmesterなどは上位機種になればなるほどメーカーの色が濃くなりますが、それは例外として。。。
そのためこのL-505uXは兄貴分のL-507uXやL-509Xよりもラックスマンの温かみのある音を色濃く受け継いでいます。
また、L-505uXは従来機のL-505uにはないLECUAが搭載されています。
技術的な説明は省きますが、LECUAは従来のボリュームと違い、ギャングエラーや小音量時に低音が薄くなる、ボリューム操作時のガリノイズと言った欠点を克服した画期的なボリュームです。
・空間表現力
このクラスとしてはかなり広めだと感じます。
奥行方向、横方向ともに広めです。
定位がビシッと決まるような聞かせ方ではなく、広いコンサートホールで少し遠目の席から、全体のハーモニーを聞いているような感覚だと思います。(伝われ
ラックスマンの上位機種では定位もビシッと決まりつつ空間も更に広がりますが、この価格帯としては優秀だと思います。
・欠点
機器本体が重い&デカイです。
音が良ければいい人はそれでもいいかもしれませんが機器の配置換えをするときに難儀しますし、モダンでスマートなリビングには巨大なこのアンプはインテリアとして合わないかもしれません。
また、音に若干の粗さを感じます。
オーディオショップで上位機種を聞いてからこの機種を聞くと若干のザラつきを感じると思います。
XLR入力の音質がRCA入力に比べて悪いです。
これはラックスマンの営業さんも言っていたので間違いはないと思いますが、RCAに比べて明らかに音に落ち着きがありません。
当時はオヤイデの自作XLRケーブルで鳴らしていましたが、その後CHORD COMPANYのSHOWLINE RCAケーブルに変更して、劇的に音が良くなったのを覚えています。
上下のレンジが少し狭めです。
きらびやかな広域や腹に響くような低域を聞かせてくれるようなアンプではありません。
・まとめ
ここまでレビューしてきましたが、私はこのアンプを非常に気に入っており、今後も故障して修理不可になるまで所有し続ける予定です。
やはりラックスマンの音がいいというのもありますが、長年の愛着があるんですよね。
一度ラックスマンの音にハマってしまえば、たとえそれが苦手ジャンルの曲でも許せるようになります。
みなさまも一度ラックスマンの音を聞いてみてはいかがでしょうか。
駄文レビュー失礼いたしました。